Bae Systems
大規模な変革を主導できるグローバルなリーダーシップ育成
課題
BAE Systems社は、2010年に配置転換に関する社内制度を策定し、退職者を1,200名以上削減することに成功した一方で、この制度を更に活用する余地があるとも感じていました。 そこで、同社に長年にわたり人材育成と再就職のプログラムを提供してきたLHHに協力を求め、ビジネスの変化に伴う人員調整の影響を受けた社員への配置転換の支援を拡充する施策を検討することにしました。
解決策
LHHは、配置転換プログラムの成功に欠かせない3つの要素が、早期のアクセス、十分な支援、組織的なサポートであることを知っていました。 そこで、これら3つの要素の強化に焦点を当て、できるだけ多くの社員が配置転換という選択肢について知り、以下の支援を得ることができるようにしました:
• オンラインポータルサイトを立ち上げ、すべてのオンラインサービス、資料、情報を同サイトに集約しました。 それによって、BAE社も利用者が配置転換配置転換プロセスのどの段階にあるかを把握することができ、採用、人材、能力開発に関わる意思決定を効果的に下すことができました。
• 対面でのブリーフィング、職務経歴書作成や面接スキル向上を支援するワークショップ、コーチングに加え、退職する社員には再就職支援プログラムが提供されました。 これにより、キャリア変更のどの段階にある社員も、会社から手厚い支援を受けていると感じられるようになりました。
効果
BAE Systems社では、ポータルサイト導入以降、200名の従業員が英国全域に配置転換されました。 LHHはポータルサイトを通じて3,000人を超えるBAE Systems社員を支援しました。 BAE Systems社は、1,400名超の社員の配置転換を実現することにより、加算退職金の費用を何百万ポンドも削減することができました。 加えて、採用や再就職支援にかかる費用を減らすことができたため、更なるコスト削減を実現しました。
このプロセスによって、目に見えるコスト削減だけでなく、配置転換された社員が自らの意思でキャリアについて考え決断したという点でも成果を得ることができました。 この仕組みを利用した社員のサービスに対する満足度96%、おすすめ度100%という結果は、配置転換された社員が活力と自信を新たに今後の職務にあたることができ、それがビジネスの成功につながるだろうことを確信できる数字です。
Paul Schofield氏(BAE Systems社エンプロイーリレーションズ部門長)の言葉
「LHHは、BAE Systems社内で大変評判が良く、質の高いサービスで費用を上回る価値を提供する企業との高い評価を得ています。 再就職と配置転換の双方を支援するパートナー企業としてLHHを選んだのは必然だったと言えます。 配置転換をうまく行うことができれば、組織の変革を進めやすくなります。 配置転換は社員の経験や能力を社内に
留めることができ、加算退職金にかかる費用も減らすことができます。社員が成功する可能性を最大化できるなら、それに投資しない手はありません」